下肢の痛み・シビレ

こちらのページでは下肢の痛みやシビレなどの症状で来院された患者さんの鍼灸・整体の内容について掲載しています。
あなたにそっくりな症状を見つけてください。

症例31

患者

40代 女性

来院

2017年 5月

症状

1週間前に仕事中に左膝裏にピキッとした痛みがあって以来、痛みが徐々に悪化している。最近では膝を曲げるだけで激しい痛みが起こり、まともに歩く事が出来ない。来院する時は左足を引きづるような形でしか歩けない状態だった。仕事を休むわけにもいかないのでなんとか良くならないかと思い、通院されている職場の同僚の紹介で来院される。

治療内容と経過

○1診目  患部の状態を確認すると硬い硬結と圧痛が左膝裏にみられたが、熱感や腫れ感はなかった。膝裏の緊張を緩和させる為に腰に1本鍼を刺すと膝裏の硬結は小さくなり、圧痛も緩和した。5分程置鍼していると患者さんから「膝裏の部分がポカポカ温かくなってきた」と言われる。
鍼を取って歩いてもらうとまだ違和感はあるものの、膝を曲げても激しい痛みが起こらなくなり、普通に歩けるようになる。
次に腿裏とふくらはぎの部分の緊張を緩和させる為に腰を鍼を2本行うと膝裏の違和感もなくなり、しゃがんでも痛みがほとんどなくなる。
最後に手の力みが強く、息が上がっている状態だったので、肩の開きで手に必要以上に力が入っていた事を体感してもらい、その日の施術は終了した。
○2診目 1週間後に来院。左膝裏の痛みはほとんど感じる事はなくなり、患部を確認すると硬結も左右変わらない状態になったので、その日で膝の施術は終了。右肩を上がりづらい症状があるので、今度も通院予定である。

使用したツボや整体

L気海ュ L L3(1)L腰眼 肩の開き

考察

1週間前に左膝裏の筋肉を傷めたから痛みが悪化しているという事でしたが、熱感はなく逆に冷たくなっている状態だったので、筋肉の連動性の欠如によって足を血流が阻害され、患部を治せない身体の状態になっていたのだと思います。患部を関連する部分に鍼を刺すと患部に血流が改善され、膝裏は温かくなりました。当院では赤外線治療器などの温熱療法や灸施術を基本的に行いませんが、このように筋肉の連動性が改善すると温かくなるような感覚が起こり、膝を曲げるだけで起こるような激しい痛みも短期間で症状が緩和します。
この患者さんは来院する時は歩くだけで苦悶の症状を浮かべる程でしたが、施術後は痛みがほとんどなくなり、普通に歩けるようになりました。
このような変化は痛い部分に鍼を刺しただけでは起こらなかったと思います。
痛めた直後より症状が悪化している場合、なぜ部分を身体が治せなくなっているのか考える必要があると思います。

症例30

患者

60代 女性

来院

2017年 4月

症状

去年の6月ごろからずっと右踵の真ん中の部分が痛くなり、最初は歩く時に少し痛む程度だったが、次第に悪化し、今は寝ていてもジンジンとした痛みがある。歩いて踵に体重を乗せるとズキズキとした痛みが踵の真ん中から内側にかけてあり、まともに歩く事が出来ない程痛い。
病院にも何件も通い精密検査を行ったが、骨などに異常はなく踵の炎症と言われ、レーザー治療や痛み止めの注射を行ったが、症状が改善させず、むしろ悪化してきている為、何とかよくならないかと思い、ホームページを見て当院に来院される。

治療内容と経過

○1診目 踵の真ん中と内側の部分に圧痛があり、歩くと踵に痛みが走りまともに歩けない状態だったので、足の血流を改善させる為に背中の部分に鍼を刺した所、踵のジンジンとした痛みがなくなり、踵の内側の圧痛もなくなる。次に手に鍼を刺すと踵の真ん中の圧痛がなくなったので、歩いて確認してもらうと踵の痛みは軽減され、普通に歩けるようになる。まだ踵の内側の部分に違和感を感じるので、ふくらはぎに1本鍼を刺した所、内側の違和感もなくなのでその日の施術は終了した。
○2診目 5日後に来院。寝ている時も感じていたジンジンとした痛みはなくなった。歩くとまだ痛いが、痛みの範囲が狭くなる。
1診目と同じツボに鍼を行い、骨盤の高低差を改善される為にふくらはぎのツボに鍼を行うと左右同じように足に体重を乗せて歩けるようになる。
○3診目 5日後に来院靴を履いて歩くには痛みはほとんどなくなる。2診目と同じツボに鍼を行い、最後に重心の位置を修正させるワークを行うと今までつま先に強く重心がかかっていた事を体感してもらい、踵に重心を乗せて歩く事が出来るようになる。
○4診目 1週間後に来院 日常生活の上ではほとんど気にならなくなったので、その日で施術は終了した。

使用した整体とツボ

梨状筋の導引 R T11(1.5) Rコウ強 R地機 R築賓

考察

踵の痛みはほとんどの場合、踵に股関節から真下に重心が乗せる事が出来ず、つま先重心になっている場合が多いです。
この患者さんの場合、手やふくらはぎの部分に鍼を刺すと常にあった踵の痛みが改善された為、手足の力みによって力みやすくつま先に過剰に重心が傾く事によって、踵の部分に負担がかかり、症状が現われてたと考えられます。
踵の痛みに限らずですが、慢性不調の場合、なぜその部分の痛みが留まってしまっているのか考える必要があると思います。そこの痛みが留まらない身体状態になると不調は自然となくなり、1年間何をしても変わらなかった症状も解消されます。

症例21

患者

10代 男性

来院

2016年 10月

症状

昨日のバスケの練習中に急に右ソケイ部の部分が痛くなる。
寝たら治ると思っていたが、次の日起きたら症状は悪化、歩くのも痛くなる。
今日も練習があるのでなんとか練習に参加できるようにならないかと思い、母親の紹介で来院される。
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治療内容

来院した時には右足を引きずるように歩いていた。
痛い動作を確認した所、足を地面に着地した時、足を引き上げた時に右ソケイ部に痛みが走る。
触診すると右のソケイ部中央付近に圧痛があったので、まず腸骨筋・恥骨筋の導引と大腰筋の導引を行うと圧痛はなくなり、歩行時の痛みも半減するが、まだ着地すると痛みがある。
次に下肢→体幹の連動性を回復させる調整法を行った所、歩行時の痛みはなくなり、引きずる事なく普通に歩けるようになったので、下肢→体幹の連動性を回復させる調整法を自宅でも行うよう伝えてその日の治療は終了した。

治療で使用した整体

腸骨筋・恥骨筋の導引 大腰筋の導引 下肢→体幹の連動性回復

考察

痛みが出てすぐは歩いていても痛みがなかったそうですが、次の日の方が症状は悪化していました。
この場合、痛みによりぎこちない動きを繰り返す事で筋肉の連動性が低下し、症状が悪化した事が考えられますので、痛みを取る事を考えるより症状が出た原因である筋肉の連動性を回復させ、自然に動ける状態を作る事が大事だと思います。
普通に歩ける状態を作る事で患部への負担も少なくなり、痛みも自然と消えていきます。
またこの症状が起きた過程を考えると力みが強い動きを繰り返していた事が考えられるので、調整法を通してスムーズな動きを身体にインプットしていく事が重要になると思います。

症例11

患者

10代 男性

来院

2016年 8月

症状

1ヶ月前から高校の部活動の練習中(陸上の長距離)に左ふくらはぎの内側が痛くなり始め、2週間程我慢して練習していたが、ふくらはぎ内側の下3分の1~中間の部分が腫れてきてしまい、整形外科を受診するとシンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)と診断される。
シップやアイシングなどを行い、マッサージや電気治療にも通ったが、中々痛みが取れず腫れもよくならないため、なんとか走れるようにならないかと思い、来院される。
症例11画像

治療内容

患部を触診した所、まだ熱感が残っており脛骨内側の部分が少し腫れている状態だった。
痛みが出る動作を確認すると着地した時に下腿内側の下3分の1~中間の部分に痛みが出る。
ふくらはぎ内側が硬くなっており、圧痛があったのでふくらはぎ内側が緩むツボに鍼をした所、ふくらはぎの硬さも取れ、圧痛もなくなる。
患部を確認すると腫れはなくなり、熱感も取れていた。
最後に下腿の外旋エネルギーを入れて歩かせてみると着地しても患部に痛みはなくなったのでその日の治療は終了した。

使用した主な整体とツボ

L3(1) 外旋エネルギー入れ

考察

シンスプリントは長距離ランナーに多い症状ですが、その原因は周回コースを同じ向きに走る事によって下腿が内旋変位を起こし、ふくらはぎの内側部分にストレスがかかる事によって発症する事が多いです。通常のシンスプリントの治療の場合、患部への治療やふくらはぎなどをほぐすなどの治療を行う事が多いですが、内旋変位の状態を改善しなければ痛みは再発しやすいです。今回の場合は下腿内側に関連する腰のツボに鍼をしてすぐに腫れも熱感も取れましたが、中々患部に鍼を刺してもここまでの変化は起こらないと思います。なぜこの部分に痛みが出たのか考えると少ない刺激で最大限の効果が出せると思います。

症例4

患者

50代 女性

来院

2016年7月

症状

来院した日に長時間車に乗った状態から降りようとした時に右の内腿から腿裏にかけて痛みが走り、動けなくなった。
来院した時は歩くだけで痛く、座った状態から立ち上がるだけで足に痛みが走る。
今年3月にも同じような症状が出たが、その時は整形外科でレントゲンを撮ったが以上はなく、医師からは坐骨神経痛と診断される。
症例4画像

治療内容と経過

坐骨神経痛は梨状筋の筋肉が原因の場合が多いので梨状筋の過緊張を緩める手技を行うと歩けるようになったが、まだ座った状態から立ち上がる時に痛みが残る。2回目の治療では前回より症状の出る範囲は腿裏だけになったが痛みがあるので立ち上がる時に負荷がかかる大題四頭筋に注目して手技をした所、
痛みが半減する。最後に下肢と体幹の連動性を回復させる手技を行うと立ち上がる時の痛みが減る。
3回目の来院の時は痛みは膝裏の部分だけの範囲が残っていたので、膝裏の調整を行うと痛みがなくなった。

使用した主な整体

梨状筋の導引 膝の空気抜き 膝裏の導引 魔法のポーズ 下肢・体幹の連動性回復

考察

痛みが出たきっかけは長時間座った状態から立ち上がった時に痛みが発症したので前ももの筋肉に注目した所、立ち上がる時の痛みが軽減したので
痛い部分だけに注目するのではなく、しっかり痛めた場面をイメージすると症状の改善に繋がる事がわかりました。
治療する度に痛みが出る範囲は狭くなっていったので治療を継続する事で症状や身体全体の状態も改善してきたのだと思います。