手のシビレ・痛み

こちらのページには手のシビレや痛みの症状で来院された方の鍼灸・整体の治療内容について掲載しています。
あなたの症状にそっくりな症例を見つけてください.

症例28

来院

2016年 12月

患者

10代 男性

症状

2016年の9月頃から部活動の野球で右肘が痛め、軽くキャッチボールをするだけでも鋭い痛みが肘に走るようになる。
スポーツ整形外科を受診して3ヶ月程リハビリを行う(電気治療、ストレッチやマッサージ、投球動作の機能訓練など)も痛みは一向に良くならず、右手に力も入りづらくなる。
このままでは春の大会に間に合わないので、なんとか良くならないかと思い、ホームページを見て来院される。

治療内容と経過

○1診目→肘を曲げると肘の内側に痛みがある。手を握ると手首が痛く、力が入らない、投げる動作を行ってもらうと肩や肘に痛みが走る。
右肩が怒り、筋緊張が強い状態だったので、まずは手の緊張を緩和させる為に手のツボに鍼を刺すと手首の痛みはなくなり、手を強く握れるようになる。
次に背中のツボに鍼を刺すと肘の痛みも楽になる。首から肩にかけての重さが残っていたので足首のツボに鍼を刺すと重さが取れ、投げる動作を行っても痛みがなくなる。
最後に肩~手の連動性を回復させる自己調整法をお伝えして、練習前後に行うように実践してもらうようにしてその日の治療は終了した。
○2診目→1週間後に来院。手に力が入るようになり、肘を曲げても痛みはなくなる。投げる動作を行ってもらうと肩や肘に痛みがある。
大胸筋に強い緊張があった為、背中のツボに鍼を刺すと大胸筋の緊張は緩和し、投げる時の肩の痛みは楽になる。肘の痛みは残ったので手のツボに鍼を刺すと肘も楽になる。投げる動作を行っても痛みはなくなったのでその日の治療は終了した。
○3診目→1週間後に来院。2診目以降肩や肘の痛みは野球の練習を行っても痛みはほとんどなく、全力で投げても肘に痛みが走る事はなくなった。
平行して通っている整形外科のリハビリの先生にも「肩や肘の炎症も取れ、可動域も広がったね」と驚かれる。
その後の10日おきに疲労回復や怪我予防の為に定期的に通っているが、肘や手の痛みは再発する事なく練習を行えている。

治療で使用したツボや整体・自己調整法

R六谷 R天宗 R足太陽 肩回し 
自己調整法 肩の開き

考察

力が入らない、上手く関節を動かせないという症状の場合、過剰に力んでいる事によって筋肉が正常な働きを出来ず発症する場合が多いでまた痛みが強い場合、身体は防衛反応として痛みが出ている部分を動かないよう固める修正があるので益々症状が悪化していきます。
リハビリで効果が出なかった原因はこの防衛反応のリミッターを外せてなかった可能性があると思います。
過剰な力みを生み出している原因を改善する事で、筋肉は正常に動く事が出来、症状も緩和します。
この患者さんの場合、治療前は肘を曲げるだけで痛み、力が入らなかった症状も3回の治療で全力で投げても問題ない状態になった事から過剰な力みによって引き起こされた症状だったと考えられます。
痛みなく動かせるようになった事でリハビリの効果も上がり、早く機能が回復していきます。

症例25

来院

2016年11月

患者

60代 男性

症状

今年の8月にゴルフをやった後から左肘に痛みが出るようになった。
近くの整骨院で電気治療やマッサージを週2回のペースで通ったが、中々症状が良くならず徐々に悪化し、最近では手に力が入らずゴルフも出来なくなったので、なんとか良くならないかと思い、ホームページを見て来院される。

治療内容と経過

痛みが出る動作を確認すると肘を曲げたり、伸ばしたりするだけでも痛みが肘から手首にかけて痛みが走る状態だった。
手に力が入らない状態だったのでまず握力を回復させる為に手のツボに鍼を刺した所、前腕部の緊張が取れ、手に力が入るようになった。肘を伸ばす動きで痛みが残った為、肩甲骨のツボに鍼を刺すと肘を伸ばしても痛みがなくなったので、その日の治療は終了した。
1ヶ月後に他の症状で来院された時に手の症状を確認した所、痛みはほとんどなく、ゴルフをまたやれるようになったと報告を受けた。

使用したツボや整体

L六谷 Lふくら(1)(5) 手足の陰性刺激 肩の開き

考察

手に力は入らない、肘を曲げると痛いなどの症状は手指から緊張の入力によって上肢→肩(胸郭や肩甲骨も含む)の連動性が低下する事で発症します。
上肢→肩の連動性が低下している状態でいくら肘の筋肉(患部)を電気やマッサージで緩めても症状は好転しません。
この患者さんの場合手に手関節のツボに鍼を刺してほとんどの症状が軽減したので、ゴルフなどで手首を酷使した事によって肘まで症状が波及したと考えられます。
しっかり原因を把握して治療すると少ない鍼の本数で症状は変化します。

症例17

来院

2016年9月

患者

70代 女性

症状

3日前に庭仕事をしている時に左手にピキっとした痛みが走り、それから左手を動かすと痛みが出る。
関節リウマチを患っているのでその痛みかと思ったが、病院で注射をする程の痛みではないので
なんとか鍼でよくならないかと思い、チラシを見て来院される。
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その他の症状

肩コリ 足のダルさ

治療内容

左手首の状態を確認すると腫れや熱感などなく、親指を曲げる動作では痛くなく、親指を反る動きや手首を反る動きで痛みが出ていたので
リウマチによる痛みではなく、筋肉の連動性の低下による痛みだと判断出来た。
まず上肢→体幹の連動性を回復させる為に胸郭・胸骨のロック解除を行うと頚部や肩上部の緊張が緩和される。
次にソケイ部の緊張を緩和させる調整を行うと足のだるさも改善される。
最後に親指の動きを滑らかにする為に背中のツボに鍼を刺した状態で親指を動かしてもらうと痛みがなくなった。
手首も動かしてもらうと反る動作を行っても痛みが改善したのでその日の治療は終了した。

治療で使用した整体とツボ

胸郭・胸骨のロック解除ソケイ部の調整 ふくら(1)

考察

例え患者さんがリウマチの因子を持っていても手の痛みが出る原因が違う場合があります。
この患者さんの場合、指と手首を反る動きのみで痛みが出ていたので、特定の動作で痛くなる場合は筋肉の連動性の低下による物が大きいと思います。
(もちろんリウマチの方は関節を傷めやすい素養は持っています)
その原因となる場所に鍼を刺すと痛みが改善され関節も滑らかに動くようになります。
また全身の緊張が強いと身体全体に膨張圧がかる為、循環を阻害し関節を痛めやすいです。
身体全体にかかる圧力を下げると循環は元の状態に戻り、関節を痛めづらくなります。
あまり痛みが出ている場所を注視せずに全体からその部分を観察すると症状の早期解決に繋がると思います。

症例16

10代 男性

来院

2016年 9月

症状

高校で野球をやっていて(キャッチャー)2ヶ月前から右肘や右肩に痛みが出るようになり全力でボールを投げられなくなる。
右肘は中学生の頃から痛みがあり、肘をかばっているせいか右肩も痛くなった。
1ヶ月程投げる練習を止め、整骨院で電気治療やマッサージなどを行うも中々症状は良くならなかった。
右肩は動かすと痛みがあり、常に重い感じがする。もうすぐ大会があるためなんとか投げられるようにならないかと思い、チラシを見て来院。
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その他の症状

右足首 腰の痛み

治療内容と経過

右の肩から上肢全体の筋肉が緊張している状態で肘と肩に両方痛みが出ている事から肩→上肢の連動性の低下が原因の痛みだと考えられる。
まずは肩回しと胸郭のロック解除を行い、肩→上肢にかけての緊張波及を少なくすると肩を動かせる範囲が広くなる。
次に肩甲骨の位置の調整と連動性を回復させる為に肩を開きを行うと肩や肘の周りの筋肉が柔らかくなり、重さもなくなる。
またキャッチャーの姿勢を取ると腰と右足首が痛いと言う事だったので大腰筋の調整と骨盤の捻転調整、足の縦折りを行うとキャッチャーの姿勢が楽になる。
2診目に来院した時には常にあった肩の痛みが楽になり、楽になったという事だったので1診目と同じ施術をして更に軽くなったという事だったのでその日の治療は終了した

治療で使用した主な整体

肩回し 胸郭・胸骨ロック解除 肩の開き 肩甲骨の調整 大腰筋の導引 骨盤の捻転調整 足の縦折り

常に肩が重いという事は常に力んでいる(力が抜けない)状態が続いているという事です。
力んでいる状態が続くと血流も悪いままなので身体を休めても症状は中々好転しません。
一緒に来ていた保護者の方からも「今まで制服の上からもわかるくらい肩が怒っていたが、治療を受けたからは自然と肩が下がっていた」と報告を受けたので
肩→上肢の連動性を回復させ、力を抜けやすい状態になると血流も改善させ、好転しやすいです。
特に野球のように上肢帯に負担がかかる競技の場合、一つ一つの関節を注視するのではなく、肩(胸郭含む)→上肢を一つの枠組みとして治療していく事が重要だと思います

症例15

患者

40代 女性

来院

2016年9月

症状

1週間程前から右手に力が入りづらくなり、こぶしを握る動作をすると右手に痛みがある。
また昨日の朝から首が動かすと痛みがあり、首を上手く捻れなくなり、車の運転も辛くなったので
なんとかよくならないかと思い、ホームページを見て来院。
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治療内容

右手を握る動作と行ってもらうと上手く力が入らず、首も捻る動作が左右どちらも痛くて動きが制限されている状態だった。
まず問診で仕事で座っての作業が多かったと聞いていたので、臀部の緊張を取り、呼吸を深くする整体を行った所、最初より首が捻りやすくなった。
次に上肢の緊張を取り、連動性を高める整体を行うと更に首は回しやすくなり、右手も力が入りやすくなったのでその日の治療は終了した。

主な治療で使用した整体

魔法のポーズ 肩の開き 押し引き

考察

手に力が入らないという症状は常に力が入っている(連動性の低下)によって起こってきます。
力が抜けないと筋肉は上手く収縮出来ず、力が入れづらくなります。
手の緊張や神経の興奮を緩和させる事で力が入れやすくなります。
またこの患者さんは首に寝違えのような症状が現われていましたが、手や足の力みを取る事で首に直接施術しなくても首の痛みが緩和させていたので
手足の緊張の波及によって首の動きを制限していたと考えられます。
首や手だけなど痛みの出ている部分ばかりに注目すると症状は改善しづらいと思います。

症例14

患者

40代 男性

来院

2016年 8月

症状

2ヶ月前から左手に痛みを感じるようになり、力が入らなくなった。整形外科でレントゲン撮っても骨に異常はなく、牽引や電気治療を受けるも症状は変わらず
朝起きても左手に違和感を感じるようになったので、なんとか症状がよくならないかと思い、来院される。
左肘を曲げようとすると痛くて力が入らず、手を握る動作を行っても肘に痛みが走る。
症例14画像

治療内容

まず首を動かしてもらい痛みが手に走るか確認してもらうと手にシビレなどは出なかったのでヘルニアなど首から起きている症状ではないことがわかった。
まず、上肢全体の緊張を緩和する為に手のツボに鍼を刺し、置鍼中に全身の緊張を緩和させる為に足の陰性刺激を行ってから痛みを確認してもらった所、手を握る動作を行っても肘に痛みが出なくなる。次に手の力が入りやすくする為に背中のツボに鍼を刺して、肘を曲げる動作を行うと肘を曲げても痛くなくなるが、思い切り力を入れて肘を曲げると痛みがある。
最後に肩甲骨の位置の調整と上肢→肩の連動性を回復させる調整を行った所、思い切り力を入れて肘を曲げても痛くなくなる。
患者さんも症状も良くなり、全身の力が抜けて身体が楽になったという事だったのでその日の治療は終了した。

使用した主なツボや整体

六谷 T1(1) 肩甲骨の調整 肩の開き

考察

手に痛みやシビレなどの症状が出ている場合、多くの場合上肢→肩(胸郭や肩甲骨も含む)の連動性の低下が見られます。
上肢→肩への緊張の波及を断ち切らないと症状が良くならない場合が多いです。
この患者さんの場合手に力が入らない症状が現れていましたが、上肢の緊張の緩和や連動性を回復させる施術により症状が改善されたので、上肢→肩の連動性が低下して常に力んでいる状態が続いた為、手に力が入らない状態になったのだと思います。
しっかり手関節→肘→肩→肩甲骨→首を一つのユニットとして考えて施術すると好転する場合が多いと思います。

症例13

患者

50代 女性

来院

2016年8月

症状

1ヶ月前から左指から首にかけて激しい痛みとシビレが起こるようになり、整形外科に何件も通ってレントゲンやMRIを撮ったが、原因が見つからず薬やシップを処方されるも
中々症状を良くならないので鍼で改善しないかと思い、ホームページを見て来院される。座っていて手を動かさなくてもピリピリとしたシビレがあり、左肘を曲げると肘に電気が走るような痛みがある。
症例13画像

治療内容と経過

左手を握る動作を行うと示指から肘にかけてピリッとしたシビレが走る。まず手のシビレを緩和する為にシビレを緩和させる背中のツボに鍼をした所、手を握る動作を行っても肘にシビレが走らなくなり、痛みも緩和した。背中のツボに関連する手のツボに鍼を刺し、足の陰性刺激を加えた所、さらに手のシビレは良くなり(最初の状態が10だとすると4割程になる)、肩から首にかけての痛みもなくなったのでその日の治療は終了した。4日後に来院した時にはシビレは大分良くなるが、肘と肩が重く、肘を曲げると肘の部分に電気が走るような痛みがある。
まず手全体の重さを緩和させるツボに鍼をすると肘から肩にかけての重さがなくなる。左肘を曲げての痛みがまだ残っていたので、胸鎖乳突筋から手全体の緊張を緩和させる整体を行った所、肘を曲げても痛みがなくなり、シビレもほとんど感じなくなる(最初が10だとすると1~2割程になる)。最後に肩甲骨の位置が修正させる調整法をお伝えしてその日の治療は終了した。

使用した主なツボ・整体

T3(1) 外谷 六谷 押し引き 肩甲骨の調整 足の陰性刺激

考察

来院された時は手を動かすと激しい痛みとシビレが左手に出ていたので、通常の場合、首の疾患などの疑いもありましたが、MRIでも異常が見られなかったという事で
手の緊張から起こっているシビレだと判断できました。
背中の緊張が起こると手にシビレが起こる事が多いので、背中の関連するツボに鍼をするとシビレは半減しました。
この患者さんの場合、仕事で左手を酷使する場合が多かったようなので、手の緊張から背中に波及して症状が悪化したと考えられます。
手のシビレや痛みが起きている場合、首に原因があると考える場合が多いですが、手→体幹への緊張の連鎖を止めると症状は軽減する場合が多いです。
肩甲骨の動きが悪くなると手に症状が起きる場合が多いので背中の力み癖を修正する事も大事な要素だと思います。