手足に鍼を刺して痛みが取れるのは「遠隔」ではない

こんにちは。

熊本県の鍼灸院みちびき治療院の堀内です。

先日首が捻る事が困難だった患者さんの症例を掲げましたが、所属している会の先生や仲間の方にシェアして頂き、お陰様で今までで一番閲覧数が多い症例となりました。

その時の症例がこちらです。

この症例では手の2つのツボに鍼をして首の動きと肩のコリが改善しましたが、他の症例もほとんどは痛い所以外に鍼を刺して症状が変化しています。

このように痛い所から離れた所に鍼を刺して治療する事を鍼治療の世界では「遠隔治療」と呼びますが、私はその呼び方に違和感を覚えます。

なぜなら手足は緊張の入力部分となる重要な場所だと考えているからです。

手足に鍼を刺して症状が変化する理由

例えば私達の生活をイメージして頂くとわかりやすいと思いますが、物を持ったりするのは手であり、身体を支えているのは足です。
食事する、本を読む、物を持つ、字を書く、パソコンを打つ、車の運転、スマホを持つ、歩くなど私達の日常生活の動きは全てが手足から始まっています。
当たり前ですが、肩や腰だけで動く事は出来ない訳です。
そして手や足の緊張は肩や腰の緊張に繋がります。
試しに手にコブシを強く握った状態で肩の力をフッと抜いてみてください。
こぶしを握った状態では肩の力を抜きづらく、肩の力が抜けると手を握る力も抜きたくなると思います。
手首が緊張している状態では肩も力は抜けません。
この力の抜きづらさが肩こりなど症状として身体に現われていきます。
そう考えれば緊張の入力ポイントである手足の状態が変われば、緊張の入力がなくなるので力も抜きやすくなり、肩や腰の症状が改善する事はなんら不思議な事ではありません。

痛い所だけが原因と思うのはあまりに不自然

どうも遠隔で治療するというと「怪しい」と思われます(鍼灸師でもそう思っている人が多いです)が、私達の身体の構造や日常生活を考えると逆に腰や肩など痛い所だけの問題と考えるのはあまりにも不自然に思います。
鍼灸院の中には鍼灸で局所の痛みを取り、整体で手足を整えている所もありますが、鍼でも手足を整える事は出来ますので分けて考えなくても良いと思っています。
実際当院で取り入れている整動鍼では手や足に鍼を刺す事で関節の動きや骨盤の高低差などが変化しますので、身体を整える事が出来ます。

患者さんや自分の身体を通して確信出来る

なぜここまでこの事を強く言えるかと言うと実際に患者さん
を通して変化を目の当たりにしているからです。
また呼吸・整体の自己調整法によって自分の身体が変化した事で確信に変わりました。
私も最初は「理論上はわかるけど本当に変化するのか」と思っていましたが
患者や自分の変化を見ていると「怪しい」なんてとてもじゃないけど思えません。
このような変化を見てきて思う事は「○○治療法、スゲー」や ましては「俺、スゲー」などと思うのではなく、「人間って素晴らしいな」といつも思います。
私達が思っている以上に人間の身体には可能性があります。


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