本当に「姿勢が悪い」から不調が生まれるのか

最近患者さんに
「私って猫背ですよね」
「姿勢が悪いから肩こりがあるんですよね」
と良く言われる事が多いですが、
私はその発想こそ症状を悪くしていると思っています。

実際そのように言われる方のほとんどは不必要に肩甲骨を内側に寄せて背筋を伸ばそうと頑張っている人がほとんどです。

元々背骨の上の部分は後ろに湾曲していますので、肩甲骨は適度に外側を向いて内巻きになっている事が普通です。

外側に向いているのが普通のはずの肩甲骨を無理に背中の筋肉を緊張させ内側に寄せている事がはたして身体にとって良い事なのでしょうか。

もちろん上半身が九の字に曲がっている姿勢でいるのはお腹が圧迫されますので緊張を起こしやすいですが、必要以上に筋肉を緊張して固める事は逆に身体に負担をかけます。

ほとんどの不調の原因は身体の緊張、言い方を変えればその人が身体を過度に力ませ、頑張って生活してきた結果だと考えています。

鍼灸や整体で緊張が緩和され身体が楽になると症状は改善しますが、また姿勢を良くしなきゃと背中の筋肉を緊張させるとせっかく緩和された緊張が元に戻りやすくなります。

ここに私はいつも矛盾を感じているですよね。

楽になる為に当院にきているはずなのに、また自分から緊張を生みだす事をやっていたらまた症状が悪化しまいます。

背中が悪い=悪だと染み付いている人は凄く多いです(学校現場やテレビでさんざん言われてきたのでそう思うのは当たり前ですね)が
人間本来の湾曲を消す必要はありません。

「背中が丸いと格好が悪い」
と思う方もいらっしゃるかもしれませんが

当院で身体に負担の少ない自然な姿勢をとってもらうと
「思ったより全然曲がってないし、身体も楽!」と体感してもらえます。

たくさんの知識を得たり、高価なサプリメントを取るよりどのような状態が身体が楽なのかを拾える感覚を身につけ、日常生活に波及させる事の方が体質改善を行う上では必要な事だと思います。


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