不調の原因を探す前に

呼吸を通して自分の身体と向き合っていく中で感じるのは、不調の原因のほとんどは自分の中から起こる物であり、自分の身体を知る事が不調に悩まされない為の近道であるという事です。

昔は自分の身体に自信が持てませんでした。

高校、大学とスポーツでの怪我も多く、鍼灸師の仕事を始めてからもムチ打ちの後遺症や坐骨神経痛、アレルギー性鼻炎などの不調との戦いでした。

今はどうかというと不調には悩まされていないですし、もし不調になったとしても何か人の助けを受ける心配もほとんどなさそうです。

これは自分に自信がある、とゆうよりは元々ある人間の身体の機能に対して信頼しているという事です。

不調の原因は様々でしょうが、起こってしまう、そして治らないのは人間の元々持っている身体の機能(自然治癒力)が充分に発揮できていないという側面が存在します。

身体の機能を充分に発揮できる環境さえ出来ればほとんどの不調は自然に症状は良くなりますし、悪くなるリスクは少なくなります。

その機能を働かせなくしているのは、その人自身であり、他の誰でもありません。

元々持っている身体の機能を使う、言うのは簡単そうですが、現代のほとんどの人はその機能を充分に発揮出来ていないのが現状だと思います。

原因を探す前に

私もそうですが、人間は何か自分にとって不具合が起きた時に自分の外に原因を見つけたくなる生き物です。

仕事のせい、家事のせい、育児のせい、運動不足のせい、食事のせいと何かの原因を作りたがります。

もちろんその原因も不調が起こる一つではありますが、果たしてその原因を全て解決する事は出来るでしょうか。

ほとんどの原因は日常生活の送る上で必要な事ばかりです。

原因になる全ての物を排除する事はあまり現実的ではありません。

ではどこを変えていけば不調はなくなるのかというと、自分を変えていくのが一番早いと思っています。

ここでいう自分を変えるというのは「身体の動きの質」を変えるという事です。

色々な慢性不調の患者さんをみてきましたが、まず持って動きの質が良い人は一人もいませんでした。

逆に言うとここの部分を変えると今までと同じように忙しく働いていたとしても身体を疲れづらくなり、不調を抱えづらい状態になります。

不調が起こった原因を細かく見つけていくよりも身体の動きの質を変え、呼吸が整う、通る身体を手に入れると不調もそうですが、色々な物事がいつのまにか変わってしまう事を自分の身体を通して実感しています。


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