身体に優しい動きを身につける

よく広告で「○○の症状を根本的に改善させます!」と書いてあるものをみかけますが、「させます!」とか「してみせます!」と言っている時点で本当の意味での根本的な改善にはなっていないと思います。

私が思う根本的な改善とは「治療やケアを受けなくても身体の調子を崩す事がなく、崩したとしても治療やケアをする事なく、症状が良くなる身体になる」事だと思っているので施術を受けていなければ治らない時点ではその状態には程遠いです。

そして施術者一人の力では、まず持って根本的に改善させる事は難しいと思ってます。

なぜならその症状は患者さんの日常生活の積み重ねによって起こったものだからです。

積み重ねてきた物を変えなければまた戻ります。

根本と言っている以上、施術者に丸投げにして自分は何も変わらないのはではやはり根本的とは思えません。

身体を優しく扱う

不調を抱えている人はとにかく直線的で身体を乱雑に扱い、身体にとって優しくない動きを繰り返している人が多いです。

当院で施術を行っている約60分程の時間の中でも
文字を書く時、椅子に座る時、ベッドに寝る時、体位を変える時など動くたびに息を止め、身体を緊張させている人がほとんどです。

60分という短い時間でも何回も身体に優しくない動きをしているのですから、それを24時間365日繰り返せば身体が悲鳴を上げるのも当たり前ですよね。

このように人間は知らず知らずの内に身体に優しくない動きを繰り返していく事でどのような状態が身体が楽なのか「忘れて」しまっています。

「毎日こんなにも仕事に、家事に、育児に忙しく働いているのに身体に優しくなんて動いてられない!」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、はたしてその仕事や家事や育児は本当に息を止めて身体を緊張させないとやれない事なのでしょうか。

身体の扱い方が優しくなるとと息も上がらず、身体も緊張させなくなりますので、同じ仕事量でも疲れ方が圧倒的に違います。

世の中時間が短い方が良いと時短で考えている人が、例えば椅子に座る時に反動をつけてドスンと座るのと反動をつけずにゆっくり座るのは時間にして何秒違いますか。

おそらく一秒も違わないでしょう。

当然、反動をつけずに座った方が息が上がらず、身体も緊張しません。

たった一秒も違わない事で身体を緊張させる必要性はないと思います。

忙しくセカセカと働いても何分と時間は短縮されませんし、ミスも多くなり、逆に時間がかかる場合もあります。

私としてはこのような日常生活での動きの変容がない限り「根本的な改善」なんて口がさけても言えないです。

身体に優しい動きを意識的に行うのではなく、意識しなくても身体にとって優しい動きを身につけて初めて「根本的な改善」に近づけると思います。


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