症状が元に戻る理由

「治療してもらってからは調子良かったけど、何日後にはまた症状が元に戻りました」

このような台詞は施術者なら誰もが患者さんから言われた事があると思います。

多くの施術者はこの台詞を言われた時に自分の施術が上手く行かなかったから症状が元に戻った、または施術頻度、回数の問題だと考えると思います。

しかし、本当にそれだけが原因でしょうか。

もちろんそうゆう側面もあると思いますし、施術の技術を磨いていく事は必要ですが、施術後に症状に変化が出ているという事は少なくとも患者さんの身体は良い方向に向かっているという事です。

良い方向に向かっている身体をまた元の状態に戻しているのは、誰でもない患者さん自身です。

日常生活の中で必要以上に身体を力ませた状態で生活していると不調は元に戻りやすくなります。

つまり息を止め、身体を張り詰めさせた状態で毎日生活しているという事です。

どんなに施術者が素晴らしい施術を行っても息を止めて生活しているとまた元の状態に戻ります。

私は良い施術ほど症状が元に戻るのが遅くなる物だと思っています。

ではどのようにすれば不調が元に戻らなくなるかというと息が自然に吸って吐ける状態、身体が楽な状態で生活すると息も止まらなくなり、身体の力みも少なくなります。

私の院でも自然呼吸を様々なワークを通して患者さんに体感してもらっていますが、これを体感してもらえるとなぜ施術を受けても元に戻ってしまうのか身体で理解してもらえます。

この概念を身体で認識できた人は明らかに身体が変化します。

ある患者さんは2ヶ月間何をやっても症状が変わらなかった股関節の痛みが10分間程自然呼吸を発生させながら動いてもらうだけで変化し、その後も痛みは元のように戻っていません。

また特に整体などを行っていなくても歪みもバランスを整い、無駄な力みもなくなりました。

確かに施術者自身の技術を向上させる事も大事ですが、患者自身も自分の身体が楽な状態で生活が出来るようになれば、施術の効果も高まりますし、必要以上に手直ししなくても良い身体になります。

自分の身体を施術者に全て任せるのではなく、患者さん自身も変化していく事が症状を元に戻さない事に繋がると思います。

腰痛の人は腰を基準に動いている

腰痛を慢性的に抱えている人に多く見られる特徴が、腰を基準に身体を動かしてしまっている事です。

日常生活で腰を中心に身体を動かそうとする人が多いですが、本来腰の関節は動く範囲が狭い場所です。

その動く範囲の狭い関節を基準に動かそうとすると骨を痛めたり、その周りの筋肉を緊張させます。

また、腰を基準に身体を動かすと前側にあるお腹を圧迫する事になります。

お腹は呼吸において重要な部分になりますので、お腹が圧迫されると呼吸も止まりやすくなり、身体の緊張も強くなります。

ではどこを基準に身体を動かせば良いかというと股関節になります。

股関節を中心に動く事が出来れば、腰の関節も狭くならなくなり、お腹も圧迫されないので、腰の周りの筋肉が緊張が起こりづらくなります。

私自身も2年前までは慢性的な腰痛を抱えており、腰の筋肉を触ると常に筋肉が緊張しており、パンパンに張りつめていましたが
今触ってみると筋肉は適度に柔らかく、ゆとりのある状態です。

患者さんにも股関節を基準に動く為のワークを行って頂くと腰が柔らかくなった、重さがなくなったとお声を頂いています。

動かし方一つで腰が楽になります。

イベントのお知らせ

みちびき治療院の堀内です。

10月16日にいつも勉強会でお世話になっているK-rakuスタイル代表の森田愛子先生の講座が熊本で開催されます。

詳細はこちらをご確認ください。

奇跡の腹ぺタで大人気!呼吸整体師、森田愛子先生による呼吸のワークショップ

森田先生は呼吸の本を多数執筆されており、雑誌などにも記事を掲載されています。

本来森田先生の講座は東京で開催されると新規の予約が取れない程人気の講座です。

その人気の講座を熊本で受ける事が出来るまたとないチャンスです。

不調を治したい、体型を変えたいなどでお悩みの方にはきっと人生の変わる素晴らしい体験が出来ると思います。

私も当日は森田先生のアシスタントとして参加させて頂きます。

興味がある方は是非参加お待ちしております。

施術者は自分の身体を本当に治す事が出来ないのか

久しぶりの投稿になりました。

この前、患者さんとお話しを聞いたのですが、以前通っていた整体院の先生に「人を治す事は出来るが、自分の身体を治す事が出来ない」と言われたそうです。

この手の話しはよく聞きますが、果たして本当にそうなのでしょうか。

患者さんにも「先生は一日中人の施術をしていて、身体は疲れないんですか?」を聞かれますが、今は施術を一日何人施術してもそんなに疲れないですし、身体に不調が現われる事もほとんどありません。

私がまだ30歳と若いから疲れてないだけだと思われる方もいると思いますが、2,3年前までは坐骨神経痛やアレルギー性鼻炎、ムチウチの後遺症などに悩まされ、毎日倦怠感を感じていたので、多分そうではないと思います。

呼吸・整体を学ぶようになってから様々な不調は楽になりましたが、それと同時に身体の使い方も変化し、施術に行っても疲れなくなりました。

施術者が疲れない事は患者さんにも良い影響を与えます。

施術する人が疲れていたり、力んでいたりしているとその力みが患者さんに細胞レベルで伝わり、緊張を誘発します。

ものすごく緊張していたり、イライラしている人の近くにいると緊張しやすくなるのと同じで整体に関しても、鍼灸に関してもいかに自分自身の緊張を少なくするかが、施術の効果に影響します。

私自身、整体や鍼灸の技術に関してのアップデートはこの一年間ほとんど行っていませんが、一年前に比べて確実に効果を体感していただけるようになりました。

これは、身体の使い方や力みが少なくなった事が関係していると思います。

私は極度の力み体質でしたが、無駄な力みがなくなった事で昔と同じように施術を行っても、患者さんの反応が明らかに違います。

確かに新しい技術を学ぶ事も必要ですが、それと同じくらい、その技術を常に一定のレベルで扱える自分でいる事は大事だと思っています。

また一定でレベルで自分を扱えるようになると身体への負担も少なくなり、不調を抱えづらくなります。

患者さんの為に身を粉にして施術する事を否定したい訳ではありませんが、私としては「同じ症状で悩んでいる」先生よりも「同じ症状で悩んでいたが、これこれこうやっていく中で身体が楽になりましたよ」と良い方向へ導いてくれる先生に施術を受けたいですし、自分自身もそうでありたいと思っています。

手に鍼を刺して腰痛の症状が緩和する理由

当院で腰痛の施術を行う場合、痛い部分である腰に直接鍼を打ったりする事はほとんどありません。

患部とは離れている手や足、背中に鍼を刺す事が多いです。

痛い所以外に鍼を刺す事を「遠隔治療」と呼んだりしますが、私はその呼び方に違和感を覚えます。

理由は、症状とは全然関係ない所を施術しているように聞こえるからです。

その鍼を刺した手や足、背中に腰の痛みを発生させている原因だからこそ、そこに鍼を刺しているのであって決して「遠く」ないです。

腰を前にかがめる動きで腰に痛みを感じている場合、施術するべきポイントは腰のように思うかもしれませんが、腰をかがめるという動きは腰だけを動かしているわけではありません。

例えば腰を肩甲骨を後ろに寄せ、肩を後ろに引いたままの状態で腰を前にかがめてみてください。

背中の力を抜いて前にかがんた時よりも腰の辺りに重さを感じませんか。

腰をかがむ時は背中の筋肉も一緒に動いていますが、背中の筋肉が緊張して動かなくなっている場合、腰に過度な負担がかかってしまいます。

肩甲骨を後ろに寄せる癖を持ち、常に背中の緊張させている事によって、腰に痛みを感じている人の施術するポイントは背中の部分となります。

そして背中の部分、特に肩甲骨の部分は手の状態や位置が関係してきますので当然、手の部分も施術のポイントとなります。

慢性的な腰痛を抱えている人に肩甲骨を後ろに寄せた状態で腰を前にかがむのと、背中の力を抜いた状態で前にかがむの、どちらが楽なのか聞いてみると断然、前者の方が腰が楽だと答えます。

このように身体を動かしながら体感してもらうと、なぜ腰痛で手や背中が重要なのかが理解できます。

特に慢性的な腰痛やギックリ腰を繰り返す人は、背筋を伸ばそうと肩甲骨を後ろに寄せ、肩を引いてしまっている人が多いので、背中のロックがはずれ、背骨をしなやかに動かせるようになると症状が緩和する場合が多いです。

また、人間は手足を起点として日常生活を送ってますので、手や足に原因がある事はむしろ必然です。

そのように考えると痛みが起こっている部分と違う所に鍼をする事は全く不思議ではなくなってくるように思います。

養生法のブログ、始めました。

こんにちは。

みちびき治療院の堀内です。

今まで治療に関する事と呼吸や養生に関する事を分けずに書いてきましたが、養生に関しては
こちらのブログとは分けて書いていきたいと思います。

養生法のブログ

養生法のブログに関しては日常生活の変容に繋がる内容を掲載していきたいと思います。

身体の根本的な変容を求めるには、今の自分と向き合う事が必要不可欠になります。

ここで言う今の自分とは、身体や呼吸の状態の事です。

今の自分の身体や呼吸状態を変えていく事は、今の不調を改善させるだけではなく
未来の自分をも変えていく事に繋がります。

不調を治すだけでなく、根本的に解決させたいと思っている方は是非お読みください。

人間の身体は歪んでて良い

患者さんから前通っていた整形外科や整体院で、身体や骨盤が歪んでいるのが痛みの原因であると言われたというお話しをよく聞きますが、果たして本当に身体が歪んでいると不調が起こるのでしょうか。

実は人間だれもが身体は大なり小なり歪んでおり、完璧に前後左右対称である人は存在しません。

とゆうか、人間の身体は歪みだらけです。

背骨は元々S字に湾曲してますし、股関節や膝関節は元々まっすぐには作られていません。

その歪んだ構造があるからこそ、人間は衝撃を吸収し、しなやかな動きが可能です。

これが全てまっすぐなら衝撃を吸収できず、直線的な動きしか出来なくなります。

私は歪みよりも大事な事は身体に「滞り」があるかないかだと思っています。

身体の自然な流れが阻害されると滞りが生まれ、その部分に痛みが発生します。

その滞りが生み出しているのは、身体の力みです。

常に肩肘張った状態で日常生活を送っていれば、筋肉が緊張して身体の血流は悪くなり、神経は過敏になりやすくなります。

身体に痛みなどの不具合が起こっている時点でこのような身体の状態になっていますので、この状態が解消されると症状は良い方向に向かいます。

歪みを整える事よりも、身体の流れを滞らせている原因を変えていく事が症状を緩和される為に必要な事だと思います。

一周年を迎えました。

先日の6月25日で当院も一周年を迎える事が出来ました。

どれもこれも今まで御来院された患者さん達のお陰です。

御来院された方々には感謝しかありません。

もちろん来院された方の中には私の実力不足によって、望んでいる結果に応える事が出来なかった人もいらっしゃいました。

そのような方を一人でも減らせるように精進してまいります。

「楽しいから楽」を共有したい

昨日で丁度一周年でしたが、土日は呼吸・整体勉強会に参加していた為、院をお休みしました。

この1年間1ヶ月に1回は呼吸・整体勉強会に参加してきましたが、なぜわざわざ熊本から東京まで毎月参加しているかというと「楽しくて自分の身体も楽になるから」
この1点につきると思います。

勉強会に参加すると毎回発見があり、自分の身体の調子も楽になります。

お陰様でこの一年間、一度も体調を崩す事無く、常に身体の調子が良い状態で仕事に望む事が出来ました。

この「自分の身体って楽しい」「知れば知る程楽になる」という感覚を皆様と共有したいと思っています。

その為のお伝えするスキルを向上させ、理解を深めていきたいです。

今後とも当院を宜しくお願い致します。

身体に優しい動きを身につける

よく広告で「○○の症状を根本的に改善させます!」と書いてあるものをみかけますが、「させます!」とか「してみせます!」と言っている時点で本当の意味での根本的な改善にはなっていないと思います。

私が思う根本的な改善とは「治療やケアを受けなくても身体の調子を崩す事がなく、崩したとしても治療やケアをする事なく、症状が良くなる身体になる」事だと思っているので施術を受けていなければ治らない時点ではその状態には程遠いです。

そして施術者一人の力では、まず持って根本的に改善させる事は難しいと思ってます。

なぜならその症状は患者さんの日常生活の積み重ねによって起こったものだからです。

積み重ねてきた物を変えなければまた戻ります。

根本と言っている以上、施術者に丸投げにして自分は何も変わらないのはではやはり根本的とは思えません。

身体を優しく扱う

不調を抱えている人はとにかく直線的で身体を乱雑に扱い、身体にとって優しくない動きを繰り返している人が多いです。

当院で施術を行っている約60分程の時間の中でも
文字を書く時、椅子に座る時、ベッドに寝る時、体位を変える時など動くたびに息を止め、身体を緊張させている人がほとんどです。

60分という短い時間でも何回も身体に優しくない動きをしているのですから、それを24時間365日繰り返せば身体が悲鳴を上げるのも当たり前ですよね。

このように人間は知らず知らずの内に身体に優しくない動きを繰り返していく事でどのような状態が身体が楽なのか「忘れて」しまっています。

「毎日こんなにも仕事に、家事に、育児に忙しく働いているのに身体に優しくなんて動いてられない!」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、はたしてその仕事や家事や育児は本当に息を止めて身体を緊張させないとやれない事なのでしょうか。

身体の扱い方が優しくなるとと息も上がらず、身体も緊張させなくなりますので、同じ仕事量でも疲れ方が圧倒的に違います。

世の中時間が短い方が良いと時短で考えている人が、例えば椅子に座る時に反動をつけてドスンと座るのと反動をつけずにゆっくり座るのは時間にして何秒違いますか。

おそらく一秒も違わないでしょう。

当然、反動をつけずに座った方が息が上がらず、身体も緊張しません。

たった一秒も違わない事で身体を緊張させる必要性はないと思います。

忙しくセカセカと働いても何分と時間は短縮されませんし、ミスも多くなり、逆に時間がかかる場合もあります。

私としてはこのような日常生活での動きの変容がない限り「根本的な改善」なんて口がさけても言えないです。

身体に優しい動きを意識的に行うのではなく、意識しなくても身体にとって優しい動きを身につけて初めて「根本的な改善」に近づけると思います。

ムクミを解消させる為には背中を広くしてお腹を収める

手足のムクミに悩んでいる人は背中が狭く、背骨がまっすぐで、お腹側に膨らみ身体の中に収まっていないという特徴があります。

このような人は体重が重い、軽いに関わらず、実際の体重よりもボテッとした見た目になっている場合が多いです。

手足にムクミが出てしまう、元に戻りづらいのは「身体の中の水分を運ぶ圧力が足りてない」からです。

水が入ったホースをイメージして頂くと分かりやすいと思いますが、同じ水の量でもホースの口の部分を手で狭くすると水の勢いは増し、ホースの幅が広いと水の勢いは弱くなります。

ムクミを抱えている人はホースのゴム部分が伸びて広がる事で体液循環(血液・リンパ液など)の勢いが弱く、手足に留まってしまっている状態です。

このような状態に至った背景には呼吸が関係しています。

呼吸には息を吸うと身体が膨らみ、吐くと身体がしぼむという作用がありますが
身体の力み癖によって吸う事が優位になり、息が吐けなくなると体幹部分がパンパンに膨れ上がり、身体の中の圧力が足らない事でムクミなどの症状が現われやすくなります。

当然、このような身体の状態では筋肉も内側から伸ばされ張り詰めてきますので、肩こりや腰痛も起こりやすくなり、循環が悪いので内臓の調子も悪くなりやすく、疲れやすかったり、体調を崩しやすくなります。

呼吸は器ありき

息を吐けるようになると循環は改善しますが、ただ息を吐く事を意識するだけではあまり変わりません。

なぜなら呼吸は身体の器によって決まるからです。

背骨をまっすぐにする癖によって背中が狭く、お腹側に身体が膨らんでしまっている状態では上手く息を吐く事が出来ません。

今まで築き上げてきた身体の癖を修正させていかないといくらマッサージを受けても、自分でストレッチを行っても、循環は元の状態に戻ります。

背骨が適度に丸く、背中が広くなる事でお腹が身体の中に収まると体液の循環は意識しなくても巡るようになり、ムクミも解消されます。

また背中が広く使えるようになると身体がしぼみますので、実際の体重よりもスッとした見た目に変わります。

色々な意味で背中が広い方が良いメリットがあるのですが、背中を狭く生活している人が本当に多いです。

あなたの背中は狭くなっていませんか。